AMS(Amazon広告)はAmazon Marketing Serviceの略称で、Amazonサイト内で展開される広告になります。
最近人気急上昇中AMS(Amazon広告)ですが、従来からあるGoogle広告とどこが違うのか比較してみました。
自分がAMS(Amazon広告)を始めたときにはマニュアルやリファレンス等もなく、ネットの情報も少なかったのでほぼ独学で学んだので間違っている部分もあるとおもいますが、いくつか紹介したいと思います。
コンバージョン=成約購入なのでわかりやすい
AMS(Amazon広告)の場合、コンバージョンがそのまま購入に直結しているので効果測定がしやすいというメリットは大きいです。
Google広告の場合、サービスによっては必ずしもコンバージョンが購入ではない場合もある(申込みや見積もりパターン)のと、正確に商品購入までのデータの紐付をするとなるとeコマースオプションの設定や社内データベースの連携等、少し工夫が必要になっているかと思います。
エディタが存在しない
AMS(Amazon広告)の場合、現在のところエディタのようなツールが存在しません。
複数キャンペーンを作って運用する等に、少し不便を感じます。一括操作でバルク操作スプレッドシート(CSVアップロードによる一括編集)の利用で一括編集が可能ですが、エディタのほうが使い勝手がいいです。
1日の上限予算設定がない
Google広告の場合、1日上限予算設定があるので予算管理が楽ですが、AMS(Amazon広告)で複数商品がある場合や複数キャンペーンを運用している場合、各キャンペーンの予算を変えた場合、都度1日の上限予算を計算しないといけないのが面倒です。Excel等で別で予算管理が必要でしょう。
設定項目が少ない
AMS(Amazon広告)はGoogle広告に比べて、設定項目が少ない(時間帯配信設定等がない)のでほぼAmazonまかせになります。
初心者の方にはそのほうがいいかもしれませんが、少しスキルの高い広告運用に慣れている方には物足りないと思います。
レポートの保存期間が短い
AMS(Amazon広告)はレポートの保存期間が短い(2ヶ月~3ヶ月程度?)だったので、年間のデータ集計する場合等は定期的にダウンロードして保管しておく必要があります。
キーワードのフレーズ一致
AMS(Amazon広告)の運用でGoogleに慣れた方で違和感を感じるところはキーワードの部分かと思います。
AMS(Amazon広告)の場合、フレーズ一致や完全一致のほうがインプレッション(表示回数)が多い場合があります。
逆に部分一致はあまりインプレッション(表示回数)が多くないです。ただインプレッションのキーワードの多い傾向はGoogle広告・Amazon広告それほどかわりません。
ただAMS(Amazon広告)のほうが、すでにAmazonに購入目的で来ているので、商品名・型番等のインプレッションが多いのと、スマホケース等、メジャーなワードに偏りがちの傾向が強いです。
メジャーなワードに偏りがちということはそのワードの競争率が高くなり必然的にキーワード入札単価も高めになります。
[備考]
・この記事のAMS(Amazon広告)は「検索連動広告」のことについて記載しています。
・AMS(Amazon広告)は常に機能のアップデートがあるので記事とずれている場合があります。