最近はコロナ禍で室内・職場内の換気が重要視されていますが、空気が換気されたかどうか分かりづらいのが難点です。換気の目安の数値としては二酸化炭素濃度(CO2濃度)を計測するのがわかりやすいと思います。
二酸化炭素濃度(CO2濃度)の測定機械は業務用はありますが高価でなかなか購入のハードルが高いですが、最近では一般家庭向き空気質モニター機器も販売されており、二酸化炭素濃度(CO2濃度)も計測可能なのでおすすめです。
今回スマートフォン対応のIOT空気質モニター機器を紹介したいと思います。
※業務用機械ではないので正確な数値かどうか微妙ですが、目安にはなると思います。
- 在宅テレワーク時に意外と盲点なのが二酸化炭素濃度(CO2濃度)
- 実際に空気質モニターを使用した感想
- スマートフォン対応の空気質モニターがおすすめ
- スマホでグラフ化とアラート機能は便利
- 計測データがわかることにより自然と生活リズムに換気を取り入れることに
- メッセージ・アラート機能は換気する目安になるので必須機能
- スマートフォンアプリで外出先からもモニタリング可能
- 二酸化炭素濃度(CO2濃度)だけなく、PM2.5等他の計測可能なモデルを選ぶのをおすすめ
- uHoo(ユーフー)空気モニター(世界初9種類の空気センサーを搭載)
- Awair 空気品質モニタ―
- NETATMO(ネタトモ) ウェザーステーション
- LinkJapan eSensor
在宅テレワーク時に意外と盲点なのが二酸化炭素濃度(CO2濃度)
テレワークの記事の時にも書きましたが、職場・オフィス環境は二酸化炭素濃度(CO2濃度)等、規定に決められている場合が多いですが、自宅で仕事する場合は各自意識して換気等をする必要があります。
二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなると頭がボーとして集中力の散漫にもつながると言われています。
二酸化炭素濃度(CO2濃度)の基準ですが厚生労働省の建築物環境衛生管理基準だと「1,000ppm以下」が推奨されています。
■テレワークに関しては下記の記事にまとめてありますので今日のある方はご参照ください。

実際に空気質モニターを使用した感想
自分はNETATMO(ネタトモ)ウェザーステーションのを利用しています。NETATMO(ネタトモ) ウェザーステーションは基本セットは室内用・屋外用とセットになっており温度・湿度・騒音(室内)・二酸化炭素濃度(CO2濃度)(室内)の計測が可能になっています。
別売りで雨量計と風速計も追加可能です。
パソコンとスマホ対応でブラウザとアプリから過去の計測データが閲覧可能なのと、他のNETATMO(ネタトモ) ウェザーステーションを設置している場所のデータ(温度・湿度・風速・雨量)もブラウザ上から閲覧可能です。
■詳しくは下記の記事にまとめてありますので興味のある方はご参照ください。

意外と就寝中に二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなる
計測してわかったのが意外と就寝中に二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなるのがわかりました。
就寝時は400ppmだったのが起床時に1300ppmになっていたりと就寝中にも呼吸をするのと窓やドアを開けたりしないので二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなるかと思います。朝一で窓を全開にして換気することはとても重要だと実感しました。
室内でオンラインミーティングやストレッチ後も二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高め
あとテレワーク時に二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなる要素としてはオンラインミーティング時等会話をすると急に二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなります。
それ以外でも室内でストレッチをしたり少し身体を動かした場合でも二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなりますね。
オンラインミーティング時やストレッチをしたりする時にはなるべき換気をしたほうがいいのと騒音等、うるさい場合はミーティング後に換気をすることをおすすめします。
換気は対向の窓を開けるほうが換気効率が高い
よくテレビで向かい側の窓を全開にして換気をしたほうが効率がよいと話していますが、実際に試したところ、向かい側窓を開けたほうが、換気する時間が短く換気効率が高いです。
向かい側の窓がない場合はサーキュレーターを活用する等がいいでしょう。
スマートフォン対応の空気質モニターがおすすめ
空気質モニターを購入する際にはスマートフォン対応のIOT空気質センサーを購入するのをおすすめします。
スマホでグラフ化とアラート機能は便利
スマホ対応で気軽に数値がわかるのと自動的にグラフ化してくるのでどの時間帯が二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなるかわかりやすいです。
毎回数値を自分でチェックする必要がないのとグラフ化が重要でどの時間帯・シチュエーションで二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなるのかわかるからです。
計測データがわかることにより自然と生活リズムに換気を取り入れることに
ある程度二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなる時間帯や行動を把握できるようになると自然と換気の癖がついてきます。
例えば就寝中に二酸化炭素濃度(CO2濃度)が高くなるので朝起きたらまずは換気等生活リズムの一部に取り言えることが楽になります。
実際にNetatmoでモニタリングしたグラフ
実際にNetatmoでモニタリングしているグラフをブラウザで表示したものですが、換気をすると一気に二酸化炭素濃度(CO2濃度)が下がります。

メッセージ・アラート機能は換気する目安になるので必須機能
スマートフォン対応のIOT空気質センサーの場合、ほとんどアラート機能を搭載しているのである一定の数値に到達した場合メッセージやアラートで通知してくれます。
例えばNetatmoの場合、二酸化炭素濃度(CO2濃度)を自分で設定した数値になると、本体のランプが光るアラート機能があるので換気する目安になります。
スマートフォンアプリで外出先からもモニタリング可能
スマートフォン対応の場合、外出先から室内の空気質の状況を把握できるメリットがあります。例えばペットを飼っている家の場合、外出先から室内の空気質をモニタリング可能です。
二酸化炭素濃度(CO2濃度)だけなく、PM2.5等他の計測可能なモデルを選ぶのをおすすめ
換気を気にしてずっと窓を開けっ放しだと今度はPM2.5や花粉等が室内に入ってくる場合があるので、空気質モニターは二酸化炭素濃度(CO2濃度)だけなく、PM2.5等も計測可能なモデルをおすすめします。
最近では空気清浄機にもPM2.5と花粉症センサーが付いているモデルも多いのでそちらを併用して活用するのもいいでしょう。
uHoo(ユーフー)空気モニター(世界初9種類の空気センサーを搭載)
空気質モニターで一番計測できるモデルはuHoo(ユーフー)空気モニターだと思います。
気温・湿度・気圧・二酸化炭素・TVOC(総揮発性有機化合物量)・PM2.5・一酸化炭素・二酸化窒素・オゾン等、世界初の9種類の空気質センサーを搭載しています。
以前から海外では販売されていて人気でしたが日本市場向けにWI-FIの技適証明や電気安全法に従った技術基準の適合などの技術的な認可を取得して日本で販売されるようになりました。
並行輸入品でなく、日本製のuHoo(ユーフー)空気モニターの購入をおすすめします。
ARMベースのプロセッサを搭載・WI-FI対応(802.11 b/g/n 2.4 GHz)でアプリはAndroid・iOS対応になっています。
IFTTTにも対応しているのでAlexa、Google Assistant等の連携やGoogle Spreadsheetにデータの書き出しも可能です。
また2020年になって「ウイルスインデックス」というウイルス残存量推測機能が搭載されました。
「ウイルスインデックス」という機能はウイルス自体を計測するのではなく、空気センサーの「温度・相対湿度・PM2.5・二酸化炭素・二酸化窒素」の5つの計測値からもし、ウイルスが存在したらとしたら、どのぐらい残存しているか?をAIによって推測する機能だそうです。
■[参考サイト]ウイルスインデックスについて(販売代理店フォーカルポイント)>>
uHoo(ユーフー)はデザイン的にも洗練されているのでリビングの片隅においても違和感はないです。ただプライスが少し高めなのでもう少しリーズナブなプライスだとありがたいです。
■[参考サイト]uHoo(ユーフー)(販売代理店フォーカルポイント)>>
■[参考サイト]uHoo(ユーフー)空気モニターの製品詳細・価格(Amazon)>>
Awair 空気品質モニタ―
Awairは温度・湿度・二酸化炭素・化学物質・ホコリ(PM10・PM2.5)・VOCs・環境光が計測可能です。洗練されたデザインなのでリビングにおいても計測機器的な違和感はないです。
Awairは各センサーの数値をもとに点数化によって直感的に空気質の確認が可能なのでわかりやすいのがポイントです。ちなみに59点以下だと標準以下・60-79点だと普通・80-100点だと良好になります。
また本体にも数値が表示されるのでいちいちスマホで確認する必要がないのがプラスポイントです。
時計機能もついておりAwair本体をノックするとスコアモードから時計モードに10秒間切り替わります。
常に時計モードや温湿度計表示モードもできます。海外製品(特に中華製品)でありがちなLEDが明るすぎる点もLEDの明るさ調整も可能なので枕元においても大丈夫です。
・WI-FI対応(2.4GHz)でアプリはAndroid・iOS対応
・IFTTT連携対応
■[参考サイト]Awair公式サイト>>
■[参考サイト]Awairの製品詳細・価格(Amazon)>>
NETATMO(ネタトモ) ウェザーステーション

NETATMO(ネタトモ) ウェザーステーションは空気質センサーがメインというより気象計の方がメインの機械になります。屋内モジュールと屋外モジュールと2個セットで屋内モジュールは温度・湿度・騒音・二酸化炭素が計測可能です。
屋外モジュールは気温・湿度・気圧等計測可能で、体感温度および湿度などで屋外の空気質を評価してます。
二酸化炭素濃度(CO2濃度)を自分で設定した数値になると、本体のランプが光るアラート機能があるので換気する目安になります。
ちなみに室内の騒音は人がいるかいないか判断できます。
・WI-FI対応(2.4GHz)でアプリはAndroid・iOS対応
・IFTTT連携対応
■詳しくは下記の記事にまとめてありますので興味のある方はご参照ください。

LinkJapan eSensor
1万円以下で買える空気質センサーとしておすすめはLinkJapan eSensorだと思います。温度・湿度・照度・騒音・空気質(VOC/CO2)が計測可能です。
家電リモコンモジュールのeRemote/eRemote miniと連携することで家電のコントロール(赤外線リモコン対応の家電)も可能になります。
例えば設定温度でエアコンを稼働するとか、照度センサーにより、照明の電気をONにする等組み合わせができるようになるので、eRemote/eRemote miniを一緒に購入するのをおすすめします。
IOTの家電リモコン系は各社から出ていますが、空気質センサーと連動の家電リモコンとなるとeRemote・eSensorあたりしか販売されていないかもしれません。
ちなみに設定した指数になり反応するとeSensorのLEDが1回のみ赤く点滅します。
・WIFI対応(2.4GHz)でアプリはAndroid・iOS対応
・IFTTT連携対応
■[参考サイト]eLinkJapan公式サイト>>
■[参考サイト]eRemote RJ-3/eRemote mini (eLinkJapan公式サイト)>>
■[参考サイト]LinkJapan eSensorの製品詳細・価格(Amazon)>>
■外出先で自宅室内の温湿度をスマホで遠隔監視したい人は下記の記事↓をご参照ください。
