今でも小規模サイトの場合、「info@hogehoge.jp」や「webmaster@hogehoge.jp」等,infoやwebmasterアドレスをサイトに公開しているサイトは多いです。
それと同時に迷惑メール・SPAM業者は、メールアドレス収集プログラムを使って、定期的にインターネット上のサイトを巡回してメール・アドレスらしいデータを自動的に収集しています。
公開していない場合でもまたはお問い合わせフォームの送信先にinfoやwebmasterアドレスを設定している場合が多いです。
実際infoやwebmasterアドレスに来るメールの内容のほとんどが迷惑・SPAMメールのパターンが多いかもしれないです。
迷惑メールのフィルタリングするだけで運用管理・労働生産性が違ってきます。
今回はそうした迷惑メールで困っているサイト管理者のためにその予防策をいくつかあげてみました。
info@・webmaster@等は使用しない
info・webmaster等のメジャーアドレスは狙われやすいので、別のアドレスを使用したほうがいいでしょう。一般的な用語ではなく、会社でしか使用しない用語やinfo_hogehoge@と組み合わせをするだけでも効果あると思います。
お問い合わせフォームを利用する
一番の対策はinfoやwebmasterアドレスの公開を止めて、お問い合わせウェブフォームを利用するのが効果があると思います。
お問い合わせフォームもスパムが自動認識するようになってきているので画像認証(キャプチャ認証)等の導入もおすすめします。
自社でお問い合わせフォーム設置が難しい場合、外部サービスを利用する方法もあります。
コードを書く必要もなく簡単に設置可能です。お問い合わせフォームが一つだけなら無料のサービスもあります。
[参考サイト]30秒でフォーム作成チームで顧客管理「フォームラン」>>
お問い合わせフォームを設置している場合「Googleが無料で提供しているreCAPTCHAの導入」
お問い合わせフォームを設置していてもスパムの問い合わせがあります。そうした場合はGoogle社が無料で提供しているreCAPTCHAの導入を検討してみるといいでしょう。
特にWordPressのお問い合わせのプラグインとして有名なcontact form7はスパムに狙わられやすいのでスパム対策が必須です。reCAPTCHAを使われるパターンが多いです。
[参考サイト]Google reCAPTCHA>>
メール・アドレスをイメージ(GIF・JPG等)で表記する
メールアドレス収集プログラムはmailto: やinfoや@等文字列で収集するのでイメージ表記をしてそれで防ぐことになります。
※欠点はmailto:リンクが使えないことです。
JavaScriptでアドレスを記載する
もし表示もそのままでmailto:リンクもそのままというなら、JavaScriptを使ってアドレスをスクリプトで生成するという方法があります。
上記のようなコードを記載することで通常のmailto:リンクと同じになります。
※JavaScriptの実行が無効になっていると、使えない場合があるので注意
「 @ 」の代わりに「 @ 」を使う
通常、「info@hogehoge.jp」のようにHTMLでも「@」を使用しますが、HTMLタグに「@」の代わりに「@」を記載しても「@」と同様に表示になります。つまりHTMLタグでは「info@hogehoge.jp」という記載になります。
最近ではメールアドレス収集プログラムも上記のパターンにも対応してきているみたいなのであまり効果は内容です。
受信サイズ制限をかける
ウィルスメールの場合にはexeファイル等よく添付されてくる場合が多いです。うっかり実行してしまう場合があるのであらかじめ受信サイズ制限を50KBくらいにして制限をかけておくことも防御法の一つです。
※通常の文書のメール場合は受信サイズ制限を50KBでもほとんど受信できますがただ他の添付ファイルを受信する場合にはPOPサーバーに直接取りに行かないといけないので少し不便がでます。
迷惑メールフィルタリングサービスのあるホスティングサービスのサーバーを経由して受信をする
意外と活用されていないのはホスティングサービスの迷惑メールフィルタリングサービスです。最近ではホスティングサービスを提供している会社でもSPAMフィルタリングサービスを提供しているところがあります。
WEBサーバーとして使用するのではなく、中継用のメールサーバとして、SPAMフィルタリングサービスを利用するのも一つの方法です。またメールのバックアップとしても利用としてもよいかと思います。
※個人ユーザではGoogleの提供しているサービスのGmailをSPAMフィルタとして利用している人も多いみたいです。
迷惑メール業者が利用しているISP業者に通報する
もし件名タイトル・送信元が異なっていても送信元IPアドレスがいつも同じ場合、同じSPAM業者から送信されている可能で多いです。
その場合、SPAM業者が利用しているISPに通報して何かしらの対策を行ってもらうこともひとつの手段になると思います。
※送信元IPアドレスはメールのヘッダ等で確認できます。