Googleアナリティクスでウェブ解析やウェブサイト改善で活用している人も多いと思います。Googleアナリティクスからかなりの精度でウェブサイトを分析できますが、ただ本当の顧客の動向・顧客像を見れるかと言うとそうではありません。
100%Googleアナリティクスを信じれるかとそうではないと思います。
Googleアナリティクスのキーワードから顧客像を推測するのは意外と難しい
例えばGoogleアナリティクス・またはSearchコンソール等の検索キーワードはユーザーが検索したキーワードが表示されますが、それが100%ユーザーのニーズに応えたキーワードかと言うとそうではないです。
例えばお客さんがパソコンが起動しないトラブルを抱えて検索した場合「BIOS画面まで起動」「パソコン起動しない」「パソコン反応しない」と検索した場合、Googleアナリティクスでは「BIOS画面 起動」という表示される事が多いです。
つまりBIOSというワードを知っているユーザーはパソコンの知識のあるユーザーでそれだけ専門知識を有していてリテラシーが高いといえるでしょう。
BIOSというワードを知っているユーザーの検索ワードを元にユーザー層を推測してペルソナ像を作る・サイト改善なり、サイトリニューアルをすることはあまり得策ではありません。
一方「パソコン起動しない」「パソコン反応しない」はどちらかというと抽象的なキーワードであり、ほとんどのユーザーがこちらで検索する場合が多いでしょう。
ただ「パソコン起動しない」「パソコン反応しない」の検索の場合、何が原因か多岐にわたる(ACアダプターの問題?HDDの問題?パソコンの電源の問題?)のでサイトのコンテンツを用意する側としてフォーカスが絞りにくいのが現状です。
「パソコン起動しない」等でSEOで検索1位表示にならない限り、「BIOS画面まで起動」や「HDDエラー」等専門用語のワードがGoogleアナリティクス上でウエイトを占める可能性が高いです。
仮に「パソコン起動しない」等でSEOで検索1位表示になったとしても、表示回数・クリック数等トラフィックは増えますが、ユーザーニーズをカバーしたコンテンツ作りや成約率が高めるのはかなりハードルが高いでしょう。
Googleアナリティクスは感情の解析までは現状難しい
またGoogleアナリティクスではユーザーがどのような状況で感情で検索したか、ホームページを見ているかはまだ解析できません。
インタレストカテゴリのような趣味趣向や使用しているデバイス環境はGoogleアナリティクスで判断できても 本当に困って必要な情報とか商品を購買意欲等、そういう部分での検索の深さに関してはまだ解析はむずかしいでしょう。
ユーザー層を推測してペルソナ像を作るのは総合的に判断
サイト訪問者のユーザー像・ペルソナ像をもう作るかですが、Googleアナリティクスはビックデータとして活用して、Googleアナリティクスだけではなく、「過去のアンケート調査」「購入した人のデータ」「ネットでのクチコミ・レビュー」など総合的に判断をしてユーザー像を考えていくのが望ましいでしょう。
もし店舗で販売している商品であれば店舗に来ているお客様のデータも合わせて分析をすると良いでしょう。