検索結果の上位の商品やサービスが必ずしもいいものとは限らない

サイト運営費用捻出のためアフィリエイトバナーと一部の記事にアフィリエイトリンクを貼っています。

インターネットで情報を入手する場合、ほとんどはYahooやGoogle等で検索して目的のWEBサイトに辿り着くのが一般的であると思います。※最近ではインスタ等SNSを利用する人も多いかもしれません。

しかしキーワードにもよりますが、検索結果もSEO等により意図的により上位に表示されているWEBサイトもあります。

そうしたWEBサイトの場合はSEO対策専門業者に費用を支払って検索結果の上位に出るようにチューニングをしてもらっています。

実際に検索する側としては、よほど知りたい内容以外は検索結果の10位以内くらいしかクリックしないと思います。

[参考サイト]Google検索のクリック率と掲載順位の関係が気になるから、海外の3つの調査結果と国内のサイトを比較してみた(Web担当者フォーラム)

もちろん質の良いコンテンツや商品やサービスを提供しているサイトがさらにSEOを行い上位に表示されるのはいいでしょう。個人でアフィリエイトをしている人も役立つ情報を掲載や本当に商品が好きで紹介している人もいます。

でも実際はそうでないWEBサイトも多々見受けられます。不正にSEO対策をしているWEBサイトやネット広告等も該当すると思います。

現実としてはそうでないWEBサイトの方が業績が良かったり、ネットでの評判がよい場合もありますが、逆の場合もあります。

目次

検索結果の上位の商品やサービスが必ずしもいいものではない例

東日本震災でのインターネットでの買い占め騒動

東日本震災でのインターネットでの買い占め騒動の場合でも価格コムや楽天市場や検索エンジンの検索結果の上位ではほとんど品切れでしたが、キーワードの検索用語を変えてみたり、検索結果に頼らず調べていくと購入できるお店があったりしました。

この場合、地域や地方の商店の場合、価格コムや楽天市場に出店しないところも多数あり、意外と在庫を抱えているか、または生産者から直送が可能なので品切れが少ないような気がします。

リアルな店舗の場合、スーパーは品切れだけだと、近くの商店には商品があったパターンが近いでしょうか。

こうした場合、冷静になっていろいろな角度から検索してみる、必ずしもインターネットに答えがあるとは考えずに自分の足で近所のお店を探す等の工夫が大事です。

宣伝PRが盛んに行い、店舗のデザインがかっこ良く、若い従業員で元気が良く、接客態度も良いが、厨房・食品の衛生管理や食品の程度が悪いお店

「宣伝PRが盛んに行い、店舗のデザインがかっこ良く、若い従業員で元気が良く、接客態度も良いが、厨房・食品の衛生管理や食品の程度が悪いお店」と「宣伝PRもほとんどしない、お店もそれほどきれいでなく、接客態度は良くないが、食品のクオリティと衛生管理をしているお店」
この場合、前者のほうがネットでの評価が高い場合が多いでしょう。

実際には食べログ等の口コミサイトの評価の場合でも前者のお店が評価されやすいでしょう。

最近ではコミュニティサイトや個人でのブログとかでも写真も掲載されるので、写真写りのいい店内やおしゃれなお店のほうが見栄え(インスタ映え)がいいほうがいいでしょう。

後者の場合、店内撮影禁止等の場合もあるので、ネットので口コミも写真がなかったり臨場感が伝わらず、評判もいまいちになりがちではないでしょうか。

宿泊予約サイトの温泉旅館の場合・WEBサイトのビジュアルの錯覚に注意

「温泉旅館を検索エンジンや宿泊予約サイトで調べて予約を行い、実際に旅館を訪問してみたら、ホームページの写真とは違っていてガッカリ感が否めなかった。」

「温泉街を歩いてみたらもっといい旅館があり、帰ってその旅館のホームページを調べたがちゃんとあったが、宿泊予約サイトや検索結果の上位には表示されないのでわからなかった。」

この場合、ホテルや旅館の場合はよくあるパターンとしては写真等はPhotoshopで加工も可能であり、竣工当時や一番いい写真が掲載されていることが多いので、少し差し引いてみることも大切です。

またサービス等、実際に訪問した人の口コミやブログを見てみるのもいいでしょう。特に個人のアップした旅館の写真と旅館のホームページに掲載されている写真と比較してみるといいでしょう。

店舗・商品・サービスがインスタ映え・口コミを意識してサービス展開をしている場合も注意

個人のブログサイトは信用できるかとなると、それもそうとは言えません。個人サイトの場合はアフェリエイトを行っている場合もあるので100%信頼できる内容ではないかもしれません。またサクラ投稿等を専門にしている業者もいます。

ネットの口コミ情報の場合、確かにネットの口コミはお店・商品・サービスを決める要素としては重要です。

しかし店舗・商品・サービスがネットのステルスマーケティングや口コミを意識してサービス展開をしている場合(サクラ投稿を含む)意図してネットの口コミも役に立たない場合もあるかと思います。

緊急性の高い商品やサービス系を検索する場合は注意

[参考サイト]トイレ業者のSEO対策に東京都下水道局が「待った」 啓発ポスターがシュールで話題に(ITmedia)

緊急性の高い商品・サービスとは今すぐ必要なものやサービスのことをになります。例としては上記のサイトのようにトイレの水のトラブル等になります。

緊急性の高いということは冷静さを欠いた状態でかつ、じっくり検索している状態でないので検索上位のサービスに依頼しがちだからです。

オレオレ詐欺と似ているかもしれません。こうした業種の特徴としてはSEO等やネット広告にお金をかけており、一見立派なサイトに見えるのが特徴です。

さらに検索結果の上位はほぼ同様の業者で占められており、Google広告も競合他社が多く、検索結果のほとんどがGoogle広告に占められているのも特徴です。

コンプレックス商品・サービス系を検索する場合は注意

緊急性の高いの高い商品以外にもコンプレックス商材・サービス系も同様なケースが多いでしょう。

コンプレックス商品・サービス系とは例としては美容系とか人に相談できない悩みとかを解決する商品・サービスになります。

人に相談できないのでインターネットで検索する確率も高く、また友人等に相談できないので第三者の意見が聞けず客観的評価が下せないのでWEBサイト上の情報やネットの口コミ等が唯一の指標になってしまうからです。

SNSの場合、個人を売りにしたビジネスノウハウ・自己啓発系

上記は商品・サービス等にフォーカスをあてて話してみましたが、たとえば個人を売りにしたビジネス自己啓発系等にも当てはまります。

個人を売りにした人からしてみるとネットというツールは最大限の営業ツールだと思います。SNSの場合はフォロワー数・YOUTUBEの場合はチャンネル登録数が多いことが重視されがちです。

もちろんきちんとビジネスをしている人もいます。ここで考えるべきことはネットのPRしている人が必ずしもすごい人・正しいことでなく、ネットを使いこなしていない人(ネットでアピールしていない人)でも実はすごい人がたくさんいるわけであり、今後そうした人との格差が出てくるのではないかと考えます。

とかくテレビや新聞等従来のマスコミ・メディア等が既得権益等批判されていることが多いですが、今後ネットのアーリーアダプター・エバンジェリスト層が既得権益層に変わるだけの可能性が否定できません。

発信能力の高いアーリーアダプターは企業としても集客の観点から広告価値が高いのでもちろんタイアップ等の働きがあると思います。つまり従来のマスコミメディアと同じ構造ができるのではないかと思います。

検索結果が上位でもWEBサイトを訪問して下記のようなWEBサイトの場合は要注意

検索結果が上位でもWEBサイトを訪問して下記のようなWEBサイトの場合、注意したほうがいいでしょう。

 ・一見立派なサイト見えるが中身の薄いサイト「WEBサイトの情報(コンテンツ)・ページ数が少ない等」
  SNSの場合、フォロワー数が多いが中身のない投稿
 ・WEBサイトの情報(コンテンツ)が更新されていない
 ・検索したキーワードとサイトの中身が一致していない
 ・情報の偏りがある
 ・検索結果のどのサイトも似たようなデザイン・中身の薄い情報
 ・クチコミレビュー等の評価が悪すぎるまたは良すぎる(極端な評価の傾向)

以前に比べてサービス・商品にも格差が生まれているので依頼する前にきちんと調べる

最近では格差社会等のよく言われる時代になりましたが、それは生活だけなく、商品・サービスにも同じことが言えます。

昔はなにか購入するときやサービスを利用するときにタウンページや近所の人や詳しい人に相談して紹介や助言をしてもらったりすることがありましたが、最近では近所付き合いが希薄になったきたのもあり、その代わりにインターネット等調べることが増えたのではないでしょうか。

商品においても中国製等、海外の商品も増えているのもあるでしょう。

以前に比べて商品・サービス自体が均一化でなくなってきているので、信頼性のおけるちゃんとした商品やサービスにたどり着くにはそれなりのコスト・労力・時間が必要になってきていると考えます。

良質な情報やサイトにたどり着くには

検索する側が情報を多角的に分析することが重要

さてそうしたWEBサイトに引っかからない方法はただ一つ。つまり検索する側が情報を多角的に検索・分析することが重要です。検索する側の検索スキルの向上しかないように思います。

検索する側の検索スキルの向上は検索キーワードを変えたり・複数キーワードで検索をしてみたり・専門用語で検索をしたり等や検索結果の上位のページだけでなく下位のページをしっかり調べることが重要です。

またWEBサイト訪問してもパッと見てすぐに決めず、会社概要・特定商取引法・住所をGoogleストリートビューで検索・社長名を検索等、きちんとWEBサイトの隅々まで検索することが重要です。

情報を多角的に分析は複数のクチコミサイトやブログ等を見て、いい口コミも悪い口コミもすべて見て、その情報が果たして正しいものか総合的に判断することが情報精度あげていくことが大切だと思います。

調べることに一番時間を掛ける

テレビ東京の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」の成功の鉄則として、バスに急いで乗るより、乗り遅れるのを覚悟して徹底して聞き込みや調査することが成功の近見という話を聞いたことがあります。

いいサービスや商品に巡り合うにはとにかく調べることに一番の時間と労力をかけることが大事です。

修理をお願いする場合にも、1つの業者にお願いするのではなく、相見積もりをとって比較をしたり、商品を購入する際にも自分で商品調査比較を行い調べて購入する等のステップが必要です。

緊急性の高い商品やサービスの場合、そうした時間が限られてしまいますが、あらかじめにそうした事が起こった場合に依頼できる業者を普段平常時に調べておくことが大事です。

家電でも故障して慌てて買い換えて高い買い物をしてしまうのと同じで、故障する前にじっくり商品比較検討して買い替えたほうが無駄な浪費をせずに済むのと同じです。

調べるということは仮説思考が大切・ボキャブラリーも重要

調べるということは仮説を立てることも大事です。この結果を求めるためにはこういうキーワード検索したほうがいいという仮説や他の人はどういう調査・検索をしているかを仮説を立ててみる等、調べるということは仮説=想像力がとても大事なのです。

ページの制作者の意図やライターの意図を仮設を立てて読むことも大事かもしれません。

また検索するということはキーワードで検索するので抽象的な文章ではなく専門用語や業界用語等で検索をすると、より検索精度もあがりマッチング度が高くなり、良質なWEBサイトと出会う確率が高くなります。

受け手側のITリテラシーが高くなることが一番大事

本来ネットは個人が簡単に情報を発信でき、玉石混淆の中から虚偽の情報が淘汰され、真実の情報が残っていくのが理想ですが、それには受け手側のITリテラシー・情報の精査(真偽を見抜く)のスキルも重要になります。

先程上げた緊急性の高い商品・サービス・コンプレックス商品・サービスもすべてが怪しいサービスではありませんし、アフィリエイトサイトがすべて悪いわけではありません。

きちんとした情報を得るにはネットリテラシーのスキル(数多くの情報を見たり、検索スキルや情報精査のスキル)を上げることが一番大事なのです。

まだまだインターネット上には検索に表示されない良質なサイトや情報がひっそり眠っていると思います。そうしたサイトとの出会いは楽しみな部分でもあります。

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この記事を書いた人

個人事業主歴20年・IT関連(導入支援・ヘルプデスク)・FAQサイト構築・WEB関連(WEBマーケティング戦略・集客・分析)・WEB・ECサイト運営のアドバイザリーの仕事を中心に活動。このブログでは気になったIT・ビジネス関連の情報・ニュースやグッズを自分の備忘録を兼ねて不定期で投稿しています。

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