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チャンク(短期記憶)

人における知の働きを、コンピュータの情報処理過程になぞらえてモデル化したもの(情報処理心理学)が、1970年代から使われてきた。それが、短期記憶と長期記憶の存在を仮定した二貯蔵庫モデルである。短期記憶は、入力された情報をたかだか20秒程度の間、保存しておくところである。長期記憶は、短期記憶で一定の処理をされた情報を、知識として長期間にわたり保存しておくところである。短期記憶は、そこに貯蔵しておくことのできる情報の容量にも限界がある。その上限として、意味のまとまり(チャンク chunk)にして7個(魔法の数 magical number)が知られている。短期記憶では、入力された情報を、リハーサルしながら、長期記憶に貯蔵されている知識を使って、処理目的にふさわしい符号化を行う。これによって、長期記憶内の知識もまた更新される。

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